友達とビジコンに出る事にして資料を作成した結果思った事を色々書く
みなさん、こんにちは。
社畜の皆様、金曜日の夜楽しんでますか?僕の方はというと華金にわざわざ需要があるかもわからないブログを更新しています。
ここ2,3週間ほど、日本生命100%子会社のニッセイキャピタルというVC(ベンチャーキャピタル)が毎年開催しているビジコン(ビジネスプランコンテスト)に応募するために資料作っていました。
NCCベンチャーグランプリ2016 募集要項 | NEWS/EVENT | ニッセイ・キャピタル株式会社
決められたフォーマット(パワポ)に従って資料を作ったのですが、それがいかんせん重く、なんだかんだインターン時代の友達と二人で休日の日中を計6日位費やしました。
そしてついこの前資料を提出し終えたので、自分への戒めも含め、その振り返りと反省をしようと思います。
ビジコンの資料作成の想定作業フロー
まず、作業フローとしては、
① 友達とビジネスアイディアをいくつか持ち込む。
② 採点基準(市場性、収益性、実現可能性etc)に合わせて、持ち込んだすべてのアイディアをざっくりと項目毎に感覚で自分達で採点。
③ その中で点数が高いものを数個絞り、さらに競合や市場性を深堀りして筋が良さそうなものを1つに絞る。
④ 絞ったものについて作業分担して資料作る。
⑤ 出来た資料を知り合いの業界の人に投げてレビューをもらう。
⑥ レビューを参考にして再度作り込む。
⑦ ⑤⑥を数回した後提出。
的な流れにしようと当初想い描いていました。
現実の作業フロー
でも実際は、持ち込んだ10数個のビジネスアイディアが既に上記②の採点の段階で、深堀りをするまでもなく、これ無理だとなってしまい1個以外はすべてご破談に。
破談になった理由的には、
・フェルミ推定的な計算の時点で明らかに売上のポテンシャルが小さい
・ちょっと調べると大企業とかビッグベンチャーがほぼ似たような事してる
・法律的に無理
が主でした。自分達で思いついたアイディア以外に、外国で資金調達に成功してるモデル、どちらもいくつか検討しましたが、日本だときついモデルばかり。
一方、検討の結果残った1個も分野的に非常に"軽い"ビジネスアイディアで、運営のVCとは明らかに相性が悪そうだったため、これ1個に決め切るのはきついという事で、そのアイディアで資料を作成しながら、平行してもう一度ビジネスアイディアを探す事に。
つまり、本来はアイディア選定を完全に終えてから、絞った1つのアイディアの資料作成を行うはずが、1つのアイディアに決めきれないまま、資料作成とアイディア選定を平行して進める事となってしまいました。
そして、結果としてこれが完全な、致命的な、ものの見事なあやまちとなりました。お互い一応分担的なものは決めてあったのですが、結局アイディア選定と資料作成どっちにもコミットしていない状態となってしまい、ぐだぐだのそのそだらだらずるずると作業をすることに…
で最終的に、もう1つのアイディアは結局固まらず、選んだ一つのアイディアをなんとか形に仕上げて終わりました。
一応資料作成した方のアイディアについては、複数の人にレビューをもらい、何回か直したのですが、それでも直す度に毎回似たようなレビュー(ユーザーの目的が詰め切れていない、ペルソナイメージが曖昧等)を貰うという始末。
ここに関しては、結局客観的な見方をとりいれながら、自分の中のこだわりが捨てきれず、中途半端な状態になってしまっていたんだろうな、と思います。
実際に事業を回すとなったら、そのこだわりが良い方に行く事ももしかしたらあるのかもしれませんが、ビジコンのように、資料を見て判断されるようなものだと、そんなこだわりは不要で客観的な見方がすべてだったのかなとも思います。
最終的にできた資料はこんな感じです。
そして今審査期間なので、連絡を待っている状態です。
最終的な反省点
最終的な反省点は以下の通り。
① このボトムアップ的なやり方で、アイディアを選定するのであれば、まずお互いが最初に持ち込んだビジネスアイディアが少な過ぎた。
② 明確にアイディアを1つに決めて、それにコミットすべきだった。お互いが納得できないなら別のチームでやるか他のアイディアにする。
③ 当たり前だが、一日毎に今日は何をどこまでやるかメンバー各々明確に決めるべきだった。
④ 自分で思い描いていたサービスにこだわりを持ちすぎない。
小さい反省点は数え切れない位あるんですが、この4つが大きかったですね。
ビジコンは良い経験になりました。
でもビジコンに応募する事にして、資料をがっつり作成したのはほんとに良い経験になりました。
個人的にビジコンに出してよかったと思う点をまとめると、
① ゼロからアイディア考えたり筋を見極めるのは凄く良い頭の体操になる。
② なんだかんだ色々調べるので、知識がたまる。
③ 自分達で最終的な目的に向けて、タスクやスケジュール等何から何まで設定するので、自分達の欠点が見える。
④ お願いすると偉い人でもみんなレビューしてくれて、自分達がゼロから考えたものをレビューやダメ出しして貰えるので、めちゃめちゃ勉強になる。
てところですかね。
ビジコンは意識高い系だとか所詮机上の空論とか色々批判もありますが、時間ある人は一回出して見る事を圧倒的にオススメします!自分が欲しいサービスとかを机上とはいえ、形にして考えるのって楽しいですよ。(机上だから楽しいのかもしれませんが。)
特に学生だと、学生向けのビジコンとかって一杯あると思うので是非。
大学1,2年からチャレンジ! ビジネスコンテストまとめ 【ビジコン】 - NAVER まとめ
という訳で、色々悔しかったので、今後もチャンスとタイミングが合えば参加しようかと思います。
ではまた。
追記
おかげさまで最終選考までは進む事ができたので、時間あったらそちらも何か書けたらと思います。