意外な球団が大人気!? 2015年話題になったプロ野球選手ランキングを調べたよ-パリーグ編
こんにちは。
前回、セリーグの2015年話題になったプロ野球選手ランキングについての記事を書きましたが、今回はその続編のパリーグ編です。
前回同様、ランキングの元となるポイントとして「選手名毎のGoogleで年間に検索された回数」を使っています。
なお、選手名は基本的に本名ではなく登録名を用いて数値を調査していますが、誠選手、クルーズ選手、中川大志選手、宮崎駿選手、バリオス選手、レイ選手、ブランコ選手、ウルフ選手については、明らかに違う意味での検索が多かったので、別のワード(球団名+◯◯等)で検索をかけています。 それでは早速1位から順に見ていきたいと思います。
2015年話題になったプロ野球選手 1-5位
1位 大谷翔平(日本ハム)年間検索数:2,228,000回
パリーグで2015年一番話題になった選手は日本ハムの大谷翔平選手となりました。最速160km台や二刀流など、これまでも常に話題を振りまいてきましたが、今シーズンは最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠で成績は15勝5敗 防御率2.24 160.2回。二刀流のため投球回は少ないですが、名実ともに3年目にして既に日本最高のピッチャー(の一人)になったと言えるでしょう。
2位 斎藤佑樹(日本ハム)年間検索数:1,754,500回
出典:www.officiallyjd.com/
続いて2位は日本ハムの斎藤佑樹選手。こちらも高校時代から大学時代、プロ入り後も常に良くも悪くも何かと話題にはなっていますが、成績がなかなか追いつきません。それでも、この人気具合はさすがですね。成績は1勝3敗 防御率5.74 42.1回。最近はめっきり呼ばれなくなりましたが、ハンカチ王子の名がついてからもう早10年です。
3位 中田翔(日本ハム)年間検索数:1,329,000回
出典:北海道日本ハムファイターズ公式サイト
3位も同じく日本ハムの中田翔選手。なんと上位3選手全員日本ハム。中田選手も上記2選手同様、高校時代から非常に名の売れていた選手。こうして見ると運もありますが、ダルビッシュしかり日本ハムはスター選手を作るのが上手ですね。成績は.263 30本 102打点。球場の広さという致命的な足枷がありますが、本塁打王に毎年期待がかかります。
4位 柳田悠岐(ソフトバンク)年間検索数:1,197,000回
4位はソフトバンクの柳田悠岐選手。今季のMVPでしたが残念ながら4位という結果に。成績は.363 34本 99点 32盗塁。首位打者+トリプルスリーと、ヤクルト山田選手同様に、大きなインパクトをシーズンで残しました。 あまり注目されませんが、出塁率.469という数字も割と衝撃的ですね。
5位 松坂大輔(ソフトバンク)年間検索数:1,155,000回
5位はソフトバンクの松坂大輔選手。今シーズンよりメジャーから日本球界に復帰したものの、一年を通して一度も試合に出る事なくシーズンを終えてしまいました。一方そのような状態でもこの順位にいるのは知名度故でしょう。来年は何とかマウンドに立つ姿を見たいところです。
上位5選手の検索回数月次推移
さてここで一旦、上位5選手が2015年それぞれの月にどれくらい話題となったのかを見てみましょう。
1月はオフシーズンながら、中田翔選手が他を離し一位になっていますが、これはテレビ出演の効果と言えるでしょう。5位外ですが、同時に出演していた日本ハム・杉谷選手も1月だけ異常値を叩き出しています。
シーズン中は特に大きな動きはないですが4,6,7,8,10月の5ヶ月間で斎藤選手が一位となっています。炎上しようが試合に出なかろうが、まだ人気は継続しているようですね。
11月に大谷選手、中田選手が大幅に数値を伸ばしていますが、これはおそらく両選手のプレミア12における大活躍の影響でしょう。
12ヶ月分通して見るとプレミア12の影響が大きかった事が分かりますね。
2015年話題になったプロ野球選手 -50位
さて話を戻し、ランキングの続きに移ります。一気に発表します。なお、所属球団は2015年シーズン開始時点のものです。
まず目が行くのが上位5選手の突き抜け具合。6位の森友哉選手は高卒2年目ながら素晴らしい成績を残し話題になりましたが、5位の松坂選手との間に2倍以上の差が存在します。7位の陽岱鋼選手はおそらく祖国の台湾からの検索が中心でしょう。
8位の糸井嘉男選手、13位の中島裕之選手、16位の金子千尋選手、17位内川聖一選手、18位松井稼頭央選手あたりは2015年シーズンは目立った成績を残せていませんが、これまでの実績から自然と上位にいる感じですね。
9位の松井裕樹選手と15位の菊池雄星選手も上位3選手等と同様に高校時代からの有名選手。こうしてみるとパリーグの方がセリーグに比べ圧倒的に高校野球のスターが多いと言えます。
10位の今宮健太選手や19位の西川遥輝選手は女性に人気の選手。特に日本ハムは他に杉谷選手(22位)、中島選手(26位)、谷口選手(30位)など若手の選手が多くランクインしていますね。
ここで気になるのが、11位の秋山翔吾選手。安打数シーズン記録を樹立したにも関わらず、トップ10から漏れる結果に。やはり①高校から名が売れてる訳でもなく②実績も少なく③女性人気も少ないと、結果を残しても人気はそこまで出ないという悲しい現実が垣間見えます。
ロッテは24位の涌井秀章選手が球団内で1位と、上位20選手に一人もランクインしない事態に。ここ数年の、ロッテのスター選手が存在しない現状を如実に示していると言えます。
2015年話題になったプロ野球選手 51位-100位
続いて51位以下も見ていきましょう。
ロッテ・井口選手は54位に。実績に対して低い印象ですね。
パリーグの新人王有原航平選手もトップ50から漏れ58位という結果に。元々ドラフトの目玉的な立ち位置で、(一応)新人王も獲得した割に注目度が低いと言えます。
西武・栗山選手も常に球団を引っ張る選手で、かつイケメンの割に62位と地味な立ち位置。同じく西武・岸選手もここ数年エースとして活躍している割には75位とイマイチ話題にならない印象。
他にトップ100から漏れた有名選手としては、ロッテ・大松 尚逸選手(107位)、楽天・後藤 光尊選手(108位)、ソフトバンク・攝津 正選手(108位)、ソフトバンク・吉村 裕基選手(111位)、日本ハム・武田 久選手(120位)、ロッテ・角中 勝也選手(135位)あたりがいます。
所属球団毎の検索割合
最後に、所属球団毎の選手の検索回数の合計値はどの球団が多いのか見てみましょう。
圧倒的日本ハム&ソフトバンク。
明らかに選手層のレベルの高いソフトバンクはともかく、日本ハムがそのソフトバンクよりも高いというのは意外な事実ではないでしょうか。
北海道という地に本拠地を備えながら、球団に存在感が失われていないのは、こういうところに原因があるのかもしれませんね。
西武は人気選手が多い印象でしたが、その他の3チームと大差がないという結果に。
しかし、楽天、ロッテは厳しいですね。この2球団に関しては、主観ですがスタメンやや中継ぎで「…誰??」って選手も試合に多く出場している印象があり、そういう意味では想像通りの結果といえます。
特にロッテの地味さはどうにかならないのでしょうか。しかし、それでも何とか毎年戦えているのは賞賛に値するかもしれません。もう一方の楽天に関してはペナントレースも正直今の時点で絶望的ですからね。
という訳で以上がパリーグのまとめとなります。全体的にセリーグでは中堅〜ベテラン、パリーグでは若手の選手の順位が高かった気がします。これもある意味印象通りかもしれませんが。
セリーグ編はコチラです。
一位は山田?坂本?黒田? 2015年話題になったプロ野球選手ランキングを調べたよ-セリーグ編 - koideのブログ(仮)
ここまで調べると他も気になってきたので、本当に気が向いたら、日本人メジャーリーガーや、12球団の監督、マスコットなども含めて調べてみるかもしれません。